社員インタビュー
ことグループで実際にはたらくスタッフ
の声をご紹介します。
2023年新卒入社 独立研修生
大阪府出身 / 農学部卒 / 2025年より独立・京都府亀岡市で就農予定
僕が農業に興味を持ったのは、中学生の頃。祖父母の家が山の中にあり、自然に囲まれたその環境がすごく好きだったんです。都会でオフィスワークをする自分が想像できなくて、自然の中で働ける仕事を探すうちに、農業や林業に関心を持つようになりました。大学では農業について学びながら、実際にこの道でやっていけるのかを模索していましたが、コロナ禍で家にいる時間が増え、いろんな本を読む中で「独立して生きていく」という道がリアルに思えてきたんです。お金の勉強やSNSでの発信、アフィリエイトなども試し、その中で、「自分の好きなことで起業するなら農業だ」と思い至りました。
入社当初は農業未経験だった僕も、「こと京都」の2年間の研修で大きく成長できました。1年目は収穫班として、いろんな圃場の九条ねぎをひたすら見て、良し悪しを学びました。2年目は栽培設計から収穫までの流れを経験。社会人経験がなかった僕には、会社員としての基礎も学べる環境がありがたかったです。失敗もありましたが、それも今では糧になっています。周りに相談できる先輩がいて、仲間と支え合える環境があるのは、本当に心強いです。
独立を目前にして、一番の不安は「本当にねぎが作れるのか」「ちゃんと売れるのか」ということです。でも、こと京都での経験と、相談できる仲間がいることが大きな支えになっています。短期的には、売上1億円を目指し、長期的には自分の野菜を使ったカット加工や、古民家での民泊と食の提供など、6次産業的な展開も視野に入れています。自分たちで作って、自分たちで売る、その自由度と可能性にワクワクしています。
農業って、誰にでも向いているとは言えません。でも自然の中で働いてみたいと思うなら、まずは一歩踏み出してみてほしい。僕自身、「こと京都」での研修は、独立を目指す人にとっては最適解だと思っています。現場で学びながら、自分の農業スタイルを見つけていける場所です。やる気があればチャンスはありますし、リスクを少しでも減らしたいなら、ここで経験を積むのが近道になると思います。