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石川県金沢市へ第三次派遣・被災地での炊き出し実施

1月28日(日)、石川県金沢市・老人福祉センター万寿苑にて、昼食・夕食の炊き出し支援を実施いたしました。
この度、金沢市から炊き出し支援の要請をいただき、第三次派遣として被災地へ出動いたしました。

※当社が災害派遣・被災地支援を出す場合、以下の2点を大原則としています。

①現地の市町村からの支援要請があること

②現地の炊き出しに使う水やガス、燃料、食材、隊員の食料などはすべて持ち込むこと

自衛隊や消防など、公的機関の活動を妨げることがないよう、渋滞が生じないルート選定を行い、また、避難所の水や飲食料品、燃料を使うことがないよう細心の注意を払っています。

今回は避難所での食事提供数が少なく、ご高齢の方向けという状況に合わせて、当日の早朝に出発し、4名で昼食と夕食の炊き出しを行いました。

昼食は、「だし巻き玉子と金時人参のちらし寿司」「九条ねぎとかぼちゃの味噌汁」

夕食は、つなぐ食堂の「うなぎのねどこ弁当」を炊き出しメニューとして、約30名の方に提供いたしました。

今回訪問させていただいた避難所では、朝はおにぎり、昼と夜はお弁当が配達されている状況でした。

野菜の摂取も不足しており、夜は特に食中毒の考慮もあり、どうしても揚げ物が多くなり、お弁当を引き取りにこない方もおられ、日々の食事への食欲が全体的に減退しているのが実情です。

そのため、昼食時、食堂に集まって食事をすることがなかったそうですが、今回のように食事に人が集い、そこで歓談が生まれた光景は初めて見たと、スタッフの方嬉しそうに語っておられたのがとても印象的でした。

被災されてから間も無く1ヶ月になりますが、はじめて温かい食事を召し上がることができたということで、今まではなかったにぎやかな光景を創り出すことができました。

今回は26名のご高齢の方と4名のスタッフの方の30名分でしたが、この数字の多少に意味はまったくありません。わずか1日でしかない炊き出しだったかもしれませんが、この食事で、少しでも、たとえ半歩でも、前を向いて考えていただけるだけの元気や心へのいろどりを、もしも与えることができたならば、それは他の何よりも代えがたい真の支援になろうかと信じています。

派遣隊 隊長・宮川 光太郎

今回の第三次支援には、社内で集まった募金で費用をまかなうことができました。日々の業務を滞りなく全うし、被災地に思いを馳せ、心を寄せてくれた社内スタッフの方々に感謝いたします。

また、私たちの支援活動についても関心を寄せていただいている皆さまからもエールをいただき、重ねて御礼申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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