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防災の日・炊き出し訓練を実施いたしました

9月1日「防災の日」炊き出し訓練実施

毎年各工場での防災訓練を行なっておりますが、今回は今年の春に社内で発足した「防災委員会」のメンバーが静岡県・藤枝工場に集まり、従業員向けに食事を提供する炊き出し訓練を実施しました。

社内の防災委員会のメンバーは、各工場・部署から1名ずつ選出され、全員で「防災士」の資格取得を目指しています。

= 防災士とは =

「自助」「共助」「協働」を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、 そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを日本防災士機構が認証。(引用:https://bousaisi.jp/aboutus/ )

 

炊き出し訓練の目的・想定

大きくは2つ、「ことグループ間での助け合い・会社で働く従業員を守る」「お世話になっている地域で、困っている人たちを助ける」というミッションのために訓練を実施しました。

私たちの拠点である京都で災害があった場合、または、静岡・藤枝で災害があった場合。

別拠点から現地へ駆けつけ、美味しい食事を提供し、少しでも安心したり笑顔になってもらえるようにという設定で、助け合える体制づくりや防災力の向上を目的として取り組みました。

そして、経営理念の中で『私たちは全てに感謝し、関わった人・地域に喜ばれる企業になります』とあるように、工場・農場が日常的に稼働できることは地域の方々の理解があってこそ。

従業員の皆さんも含む地域の方々を助けられるように、災害時に地域の皆さまへの手助けになれたらという考えも持って行いました。

 

 

掲示物なども、地域の方々が初めて来られることを意識・想定して準備しました。

炊き出し実施ポスターも、実際に必要になった際にすぐに告知できるようにと今回オリジナルで作成!

 

炊き出し訓練の様子

 

朝礼にて、当日のタイムスケジュールや時間配分などを確認。

当日まで、防災委員にて企画調整・会場設営・調理調達・広報案内の役割に分かれて各自準備や打ち合わせなど実施していました。

 

大きなテント設営も、実際に広げて、やってみて慣れることも大事ですね。

ガスボンベも、取り扱いや使用方法に注意を払い使用しました。

飲食スペースも、農業倉庫内を利用して、工場内にあるものを運搬して揃えて設営。

 

今回の炊き出しメニューは「厚揚げと金時人参の京風キーマカレー」

野菜ソムリエ上級プロ・西村秋保先生によるレシピ監修。

以前、キッチンカーでの「こどもつなぐ食堂」でも提供したことがあり、こどもたちにも好評だったメニュー!

カレーの食材には、グループ会社・こと京野菜で製造した原料を活用。

冷凍の金時人参ペーストや刻みねぎも使用して京風に仕上げました。

 

ご飯は、グループ会社・こと美山で生産した“こと美山米(みやままい)”を使用。

キッチンカーを活用して炊飯。

実際に、被災地の現地へはキッチンカーで向かうことも想定しています。

 

 

細々としたトラブルがありつつも想定内で対応でき、設営と調理も無事に終えて提供開始。

従業員の方には、同じ時間に全員休憩に入っていただき、あえて混雑になるように来ていただきました。

(京風カレーの味については、皆さんからも好評いただきました!)

 

炊き出し訓練を終えて

防災士の資格取得では、避難所での運営や知識を体系的に学びましたが、今回の炊き出し訓練では実際に自分自身が現場でどう動くことが必要か、「自分事」で捉えながらリアルに体験できた機会となりました。

そして、防災委員会メンバーと終了後の反省会では、「次回はどうすべきか」「こういうことも必要だったのでは」「自分の工場・拠点では実際にするとなったら」と、自然と未来の話に繋がったり、共通認識を得られました。

また、企画・準備の段階から実際の取り組みを通して、会社の経営理念についても改めて考えを深めることができました。

BCP・台風対策と同じで、今後も経験を積み重ねて備えを行い、会社としての防災力を高めていきます。

 

普段、別々の拠点や部署で仕事をしている防災委員のメンバーたち。

一緒にひとつのミッションに取り組み、達成でき良かったです!

 

キッチンカー「いのちつなぐ食堂」

2023年2月から稼働しているキッチンカー「つなぐ食堂」の取り組み。

同年6月より「こどもつなぐ食堂」として、毎月定期的に地域の既存のこども食堂が開催されているところへも出向き、企業さまから支援いただいた食材を活用して調理し、こどもたちへの提供も行なっております。

こういった取り組み活動での経験や人との繋がり、そして、農産物の原料やキッチンカーなど、私たちが持てる力を最大限に活かし、今後は防災に関する地域支援も取り組んでまいります。

震災発生時の炊き出しオペレーションの開発と実地訓練、いざという時に従業員と地域の皆さんを支援できる体制を構築します。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。