- リクルート
こと京都×visions インターンシップ活動
今年3月、「な〜んも決まっとらんインターンシップ 0期生募集ガイダンス」を実施し、ゼロから企画構想する復興プロジェクト に参画いただけるインターンの学生5名が集まり、約半年間で皆さまとともに様々な活動に取り組んできました。
0期生募集ガイダンス

より良い未来をつくろうとアクションを起こす人と組織がお互いのビジョンや価値観でつながるプラットフォームの「visions」にて、コミュニティユーザーの方に
「岩手県の陸前高田に4haの土地があり、ねぎとかぼちゃをつくることだけは決まっていて手付かずの状態」
「プログラムや企画そのものを考えるところから始めていき、皆で地域を育んでいくようなプロジェクトに育てていきたい」
という主旨のインターンシップ企画で募集をかけたところ、当日のガイダンスには約77名の学生の方々が集まりました。
予想を超えた参加者の数に、意欲のある若い学生がこんなにたくさんいるのかと、驚きと嬉しさ、どんなインターンシッププログラムになるのだろうかと、期待が高まりました。 (こと京都 番頭・宮川)
5名の学生の方々と社内採用チームメンバーとの活動

多くの学生の中から、今回0期生として5名の学生たちとともに活動することになりました。ご縁を繋いでいただいたvisionsスタッフの方々も合わせて、5月初旬に現地で仲間と集まり、現地の施設や震災跡地、地域の方々を訪ねてゆく現地視察を実施。行政の方、子ども祭りの参加者、東日本大震災の被災者、最近移住してきた方など、2日間に渡って沢山の方々にお話を伺い、陸前高田市に対する理解を深めていただきました。
これからどのように活動していくかを0期生全員でブレインストーミングしました。この2日間をちゃんと自分の中に落とし込んで、陸前高田の「プレイヤー」として自分たちにできる最大限をしたい。その思いをもって、今後にむけての話し合いができたと思います。被災地としてだけでなく、陸前高田というコミュニティーの温かさや活力を発信していきたい。この2日間は、0期生としての原点です。(インターン0期生・唐下さん)

8月に再度現地へ訪問し、陸前高田という地で農業を営まれている生産者の方々を訪ね、インタビュー取材を実施。こと京都の採用チームメンバー5名も参画し、一緒に産地訪問を行いました。そして、翌日には9月に実施する企画イベントに向けてのプレを実施。今回訪ねた生産者の方々の食材を使用した調理オペレーションの確認、レシピの試作、運営の流れについての協議に取り組みました。
プレとして完成した料理を実食した時はとても感動しました。私たちが5月からやってきた取り組みの成果がカタチになった瞬間を見ることができてとても嬉しかった。同時に、生産者さんへの感謝も、ただ食事をいただくだけでなく、実際に直接コンタクトを取っていた立場としても非常に強く感じる体験ができました。(インターン0期生・山田さん)
陸前高田プロジェクトで選ばれた学生の皆さんは本当に熱意がすごく、しっかりしていてエネルギッシュでした。今回、実際にインターンシッププロジェクトの一端に触れさせて頂き、「君たちはどう生きるか」という大きな問いかけをもらったように思います。熱意を持って取り組むインターン生の方々のサポートを行ないつつ、イベント当日を迎えたいと思います。(こと京都 採用チーム・大石 / 総務人事部 業務課)
7月28日(月)〜8月3日(日)、大阪・関西万博2025 ORA外食パビリオン内『オオサカKizuなイチバ』に出展。私たちこと京都は、三陸九条ねぎ生産者協議会の一員として、復興産地×大阪木津市場連携ブースを期間限定で運営させていただきました。その際、3名の学生にスタッフとして展示・試食の運営に参加していただきました。岩手県産の九条ねぎを食べることで復興につながると知ったお客さまの反応や、九条ねぎを食べて「美味しい!」と感動される様子を実際に肌で感じることができた体験となったようです。
目の前でお客さまが九条ねぎの魅力やこと京都さんのこだわりに耳を傾け、「美味しい!」と笑顔で味わっている姿が本当に印象的でした。そして何より、陸前高田のことを知っていただける場になったことが嬉しかったです。今回の経験を通して、私たちもイベント開催に向けて、陸前高田の魅力をもっと多くの方に伝えていきたいと強く思いました!(インターン0期生・小貫さん)
▶︎関西万博出展に関するレポートはこちら→「関西万博出展ありがとうございました」
『いただきます』を繋ぐ旅

9月、「陸前高田で「いのち」を育む人々と出会う交流プログラム」として、イベント本番を迎えました。
「生産者がこの地で食を育み続ける理由と物語に触れること」
「参加者自らが調理に参加することで、食への感謝と喜びを再認識すること」
「陸前高田の豊かな自然と、それに寄り添って生きる人々の営みから、震災を超えた地域の魅力を再発見すること」
これらを目的として、このイベントに全国各地から参加された約25名の学生の皆さまとともに、インターンシップ生や採用チームメンバーが先導を切って、生産者への取材訪問、調理実習、最後に全員で実食するプランを遂行しました。
採用チームメンバーは、チームごとに分かれて取材訪問や調理実習に取り組む参加者の学生の皆さまのサポートに努めました。インターン生の方々が企画されたスケジュールがスムーズに進むように、そして、目の前のことに向き合い心を動かす学生の方たちが楽しめるようにと、同じ目線になって、同じ方向を向くことを意識しながら一緒に取り組みました。
イベント企画プログラムの背景と結び
東日本大震災から10年以上が経過し、陸前高田市は力強い復興を遂げました。しかし、この地で「食」向き合う人々には、単なる生産活動を超えた、特別な想いがあります。「どうして。被災地と呼ばれるこの地で、再び土を耕すのか?」「なぜ、それでもこの海や山に生きるのか?」。
そうした深い問いを参加者と共に探求する旅で、私たちが日頃当たり前に口にする「いただきます」という言葉には、食材の背景にある物語、そしてそれを作る人々の「いのち」が込められています。陸前高田のプレイヤーである生産者との交流を通じて、この地に根ざした人々の生き様と想いに触れることで、参加者一人ひとりが食への感謝を深め、陸前高田の魅力と未来を考えるきっかけを創出します。
上記の背景・企画のテーマは、0期生メンバーの皆さんが主となって創られたもので、実際に多くの人を陸前高田という地に集め、様々な人たちを巻き込みながらプログラムを実施して無事に完走することができました。
この企画を通じて学んだのは、挑戦することの価値です。失敗や反省もすべて、次への糧になります。また、アイデアを練るだけでなく、自らの手で実行に移し、誰かに届く喜びを感じることができる貴重な機会です。この企画の運営を通して、生産者や地域の方々と直接関わることで、“生きた学び”を得ることができました。現場の声に耳を傾けながら、これからの地域や社会の在り方を考える機会にもなると思います。(インターン0期生・江頭さん)
今回のプロジェクトを通して感じたのは、実際に現場に立ち、体験を共有することの大切さです。畑での収穫や調理といった一見すると日常的な作業も、その背景にある生産者の想いや地域のストーリーを知ることで、参加者にとって大きな意味を持つ体験へと変わっていくことを実感しました。自分自身もそのプロセスに関わる中で、「体験をどう価値に変えるか」という視点を学ぶことができたと感じます。(こと京都 採用チーム・中西 / 藤枝工場 加工部)

<こと京都 番頭・宮川より>
実際に現地に足を運び、その土地で懸命にものづくりに励んでいる人から、直接言葉をもらうことで、本当の意味の「いただきます」が分かります。
陸前高田で一番思いをはせてほしかったこと。それは、「いのち」なんです。自分が生きるために、何かのいのちを「いただいている」。自分が生きている、そのいのちの尊さを、震災で生き残った方の言葉から、体得する。
来年からは、今回の枠組みを活かしつつ、よりよい成長の場、飛躍のきっかけを創出してまいりたいと思います。
*
陸前高田の地では多くの方々にご協力いただいたことで、インターンシッププログラムがより“生きた学び”となる取り組みになりました。
陸前高田で活躍されている生産者への取材訪問としてお世話になった、八木澤商店・河野様(発酵食品)、イドバダアップル・吉田様(米崎りんご)、三陸ジンジャー・菊池様(生姜)、ura・三浦様(わかめ)。インターンシップ企画の始まりから伴走いただいたvisionsスタッフの皆様。その他、現地で関わっていただいた全ての皆様。心より感謝申し上げます。
